バガボンドの原作となる吉川英治の宮本武蔵が今の愛読書。 この冬はこれで乗り越えるつもりで、暇さえあればちまちま読み進めている最中。 そこで気付いたことが、原作とバガボンドの相違点。 まずバガボンドの中にある武蔵対胤舜は、非常に貴重であり、武蔵にとっても大きな一戦だった。 しかし、原作の方には、この戦いが描かれていない。胤舜も武蔵に対して馬鹿丁寧だし、なによりも武蔵自信がこの時点で野生身を帯びていないことが目に止まる。それに胤栄の登場も無い。 小柳生城編では、原作もバガボンドも揃って一城対武蔵を描いていた。 しかしこれにも大きな相違が見られて、原作で武蔵は柳生家の四人の達人を前に逃げるという兵法を使った。それがバガボンドになると、武蔵は四人の達人を前に悠然と立ち向かい、引き分けている。 原作には無い大きな戦いが見れるってのはなんかこう、ドリームマッチみたいで嫌いじゃない。
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